四季報オンライン:スクリーニング(2020.12.19

会社四季報2021年1集新春号が発売され、このタイミングで改めてスクリーニングしてみようと思う。
バイデン氏の当選が確実と思われた11月に入ってからは、日経平均株価が上昇し、EV関連銘柄の株価も急上昇した。一方で、コロナ第三波の影響で年末年始はGOTOキャンペーンが一時停止される。2021年はどのような年になるのだろうか…。なかなか先が読めない状況である。

【今回のスクリーニング項目】
①本決算→増減率→売上高(%):10%以上
②本決算→増減率→営業利益(%):0%以上
四季報データ→四季報最新号→上場年月

前回と同じ銘柄もあるが【四季報の新春号】に内容を更新している。また、今回登場した銘柄もちらほら。自分が購入できる株価は@1500円まで…なので、その条件を満たした銘柄の詳細を、次回以降まとめていく。

◆6625:JALCOホールディングス(JQ)
株価<2020.12.23現在>
1株:203円
予想PER(倍):14.00 (7.54)
実績PBR:1.90倍
時価総額:196億円
特色:不動産事業・貸金業ともに順調で営業益増勢。22年3月期は大型物流施設寄与し不動産が拡大。
2021年3月の予想は、売上高は上方修正されているが営業利益は変わらず。ここ3カ月間の日足チャートは200-220の間で上下している印象。

◆1447 :ITbookホールディングス(東マ)
株価<2020.12.23現在>
1株:479円
予想PER(倍):239.50 (47.42)
実績PBR:3.95倍
時価総額:94億円
特色:地盤調査は下期尻上がり、海外は公共案件多く黒字定着、コンサルは民間向け大型案件進む。22年3月期は自治体向けデジタル化支援案件が拡大。傘下アパレルブランド中心のECモール準備中。
2021年3月の予想は、売上高・営業利益ともに前回から修正なし。ここ3カ月間の日足チャートは9月末を頂点に緩やかに下降傾向にある。

◆3541:農業総合研究所(東マ)
株価<2020.12.23現在>
1株:659円
予想PER(倍):235.35 (205.93)
実績PBR:21.47倍
時価総額:143億円
特色:スーパー直売所での委託販売は着実増。新たに注力するスーパーへの卸売りも寄与。JR東日本と資本業務提携。駅を活用した集荷場を整備しJR東系の店舗や通販で拡販。
2021年8月の予想は、売上高・営業利益ともに前回から修正なし。ここ3カ月間の日足チャートは10月半ばを頂点に緩やかに下降傾向にある。

◆2471 :エスプール(東1)
株価<2020.12.23現在>
1株:742円
予想PER(倍):41.92 (36.01)
実績PBR:19.31倍
時価総額:586億円
特色:21年11月期は人材派遣、農園事業、物流支援、ともに好調で最高純益更新続く。21年3月からの法定雇用率引き上げに伴い農園への引き合い活発化。屋内型を大阪と名古屋にも開設へ。
2021年11月の予想は、売上高・営業利益ともに前回から僅かな上方修正。ここ3カ月間の日足チャートは10月頭を頂点に緩やかに下降し、波打ちながら横ばい傾向にある。業績が良い割に株価が上がってない印象。

◆6185 :SMN(東1)
株価<2020.12.24現在>
1株:746円
予想PER(倍):20.46 (16.38)
実績PBR:2.10倍
時価総額:98億円
特色:コロナ影響で実店舗誘導型アフィリエイトが不振だったが、AI活用広告やテレビ視聴データ活用広告による上乗せで営業益は横ばい。
2021年3月の予想は、売上高・営業利益ともに前回からやや下方修正。ここ3カ月間の日足チャートは10月半ばを頂点に緩やかに下降、11/2下落(10/30決算発表日)、その後はゆるやかに下降しながら横ばい傾向にある。売上高、営業利益の推移は悪くないように思えるのだが。

◆7191 :イントラスト(東1)
株価<2020.12.24現在>
1株:834円
予想PER(倍):23.03 (21.16)
実績PBR:5.50倍
時価総額:186億円
特色:主力の保証業務は医療費保証が牽引し前号より営業増益幅やや拡大。医療費保証商品の提供で京都市横浜市のリネンサプライ業者と相次ぎ提携。今後は新分野の養育費保証に資源重点投入。
2021年3月の予想は、営業利益を僅かに上方修正。ここ3カ月間の日足チャートは10月半ばを頂点にゆるやかに下降。売上高、営業利益は着実に上昇している。これからも需要のある業界だと感じる。

◆8892 :日本エスコン(東1)
株価<2020.12.24現在>
1株:848円
予想PER(倍):7.98 (6.78)
実績PBR:1.73倍
時価総額:610億円
特色:分譲マンションは前期比18%増で増益路線。また、東京・南麻布において納骨堂永代使用権の販売と管理運営を開始。
2020年12月の予想が12/22に更新され、売上高、営業利益ともに下方修正された。配当は変わらず。ここ3カ月間の日足チャートは10月半ばを頂点に下降。その後は850-920程度の範囲で波打ちながら横ばい。数年間の数値をみると、売上高と営業利益は着実に増加している。予想配当利回りも4%以上あり魅力的。

◆9325:ファイズホールディングス(東1)
株価<2020.12.25現在>
1株:1,027円
予想PER(倍):42.79 (29.25)
実績PBR:8.60倍
時価総額:111億円
特色:アマゾンが最大顧客。柱の庫内作業代行は最大顧客アマゾン関連の取扱量拡大。
2021年3月の予想は修正なし。ここ3カ月間の日足チャートは10月半ばに下降し、その後は1050-1150程度の範囲で波打ちながら横ばい。数年間の数値をみると、売上高と営業利益は着実に増加している。コロナ禍での巣ごもり影響でネット通販系は好調だと聞くので、EC向け物流も好調なのだろう。営業利益率がやや低め。

◆7068 :フィードホース(東マ)※新規追加銘柄
株価<2020.12.25現在>
1株:1,170円
予想PER(倍):84.17 (62.90)
実績PBR:27.52倍
時価総額:302億円
特色:SaaSがソーシャルログイン軸に堅調、新サービス開発費用増こなし営業益続伸。ショッピファイ関連も活用推進。
今回新登場した会社。上場が2019年7月。2019年以降は営業利益が黒字化しており売上高ともに順調に上昇中。チャートは20年5月から上昇、9月を頂点に下降し、12月は横ばい状態。

◆4447 :ピー・ビーシステムズ(福Q)※新規追加銘柄
株価<2020.12.25現在>
1株:1,124円
予想PER(倍):34.79 (33.05)
実績PBR:11.18倍
時価総額:66億円
特色:自治体向けは受注堅調。VRシアターはレンタル需要と本体販売が回復基調。データ仮想化の米アクティフィオと販売代理店契約。東証上場に意欲。
今回新登場した会社。売上高、営業利益ともに順調に上昇中。チャートは上昇傾向にあったが2020/11/12の決算発表後に下降し横ばい状態。感動共有型VRシアター「4DOH」の製造と販売を行っているとのことだが、これは体感してみたい。

◆6062:チャーム・ケア・コーポレーション(東1)
株価<2020.12.25現在>
1株:1,275円
予想PER(倍):27.77 (15.74)
実績PBR:4.24倍
時価総額:417億円
特色:既存ホームが97%辺りの高入居率で好調。22年6月期開設予定11ホーム中、4ホームが高価格帯で富裕層をターゲット。
近畿中心に介護付き老人有料ホームを展開している。競合他社も多いだろうが、まだまだ需要がある分野。チャートは上昇傾向にあったが10月後半から下降しやや回復するも横ばい状態。

◆4446 :Link-U(東1)※新規追加銘柄
株価<2020.12.25現在>
1株:1,180円
予想PER(倍):54.88 (39.20)
実績PBR:8.31倍
時価総額:164億円
特色:柱の漫画アプリは新規開発案件増加、既存アプリも堅調持続。育成中の語学アプリが徐々に貢献拡大。営業益着実増。リサイクル等サービス事業者マッチングサイト運営会社を20年9月買収。双葉社と漫画アプリ開発、運営で提携。
漫画アプリに強く小学館マンガワン』運用が柱。チャートは7月から下降傾向にある。

◆4441 :トビラシステムズ(東1)※新規追加銘柄
株価<2020.12.25現在>
1株:1,305円
予想PER(倍):38.72 (36.65)
実績PBR:10.06倍
時価総額:135億円
特色:携帯電話向け迷惑フィルターの利用者着実増だが、ビジネスホンアプリの広告宣伝や増員で費用重く、営業微増益止まり。
迷惑電話フィルタ「トビラフォン」の開発を手掛けている。12/10発表の21年10月業績予想では営業利益が微増。チャートは10月半ばから下降傾向にある。

◆3772 :ウェルス・マネジメント(東2)※新規追加銘柄
株価<2020.12.25現在>
1株:1,296円
予想PER(倍):5.52 (4.80)
実績PBR:1.24倍
時価総額:110億円
特色:柱の不動産金融は収益化、赤字のホテル運営も大底脱し、全体として営業増益。22年3月期はREIT組成へ非ホテル資産も積極売買。
チャートは10月頭から緩やかに下降している。

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